縫製工場が感心したなあー

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サンプル縫製工場として、とても感心する事が有ります。

一枚目の写真の裾部分の山並デザインは、タダのプリントでは有りませんよー。刺繍屋さんで山並がメロー刺繍でカットされたパーツを、際をコバで縫っています。ですから、とても立体的に仕上がりました。でも多くのアパレルメーカーの段取りは、縫製工場に表地を取り合えず投入して裁断後、刺繍が必要な部分を刺繍屋さんに転送。その後、出来上がった刺繍を再返送してもらい再縫製する段取りが多いです。ハッキリいえば、ロス時間の掛かる途中作業ですよね。

それがですよ!!。『 ガーリィでセクシー、大人のためのファンタジーがあふれる、ハッピーなテイストのオリジナルプリント』と得意とする『パリコレクションのTSUMORI CHISATO=ツモリチサト』 は、めちゃくちゃ段取りが良く、

縫製工場には最初から刺繍済みのパーツが投入されるんですよ。これってすごい。

縫製工場なら判りますよね、簡単そうで簡単な段取りでは無いですよね。業界以外の方にも判っていただきたいです、デザイナーの段取りの良さを。二枚目の写真に有る前身頃の刺繍も、刺繍済で投入されました。(写真では判りませんが、後身頃に大きな『シカ=鹿=deer』の刺繍も有ります)

http://www.elle.co.jp/ ←コレクション写真は左記より転載させていただきました。

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