ハプニングに巻き込まれたー!!


弊社が縫製したサンプルで、パリヴォーグからの転載です。http://en.vogue.fr/shows/menswear/defile/automne-hiver-2016-2017-paris-kolor-/15761

とんでもないハプニングに巻き込まれたパリコレクションのサンプル縫製工場です。

今回は、毛皮と布帛の組み合わせを縫製しました。

ファーとの縫製注意点で、毛足を切らない様にするのは当たり前ですが、毛皮と布帛表地を接ぐのは非常に難しいですね。(具体的には、毛皮が伸びてくる様な感じです。)今回は、大きなトラブルが有りました。サンプル縫製資材が投入された当日、表地を始め全ての附属が揃っているかをいつもの様に、すぐに確認しました。裏地の色が表地と全く異なる色でしたが、kolor(カラー)ブランドは、大胆な配色も特徴ですので、特に電話確認もせず、『いや〜、センスがいいねー』とか、『この縫製は、大変そうだけど売れそうだ〜』とか、勝手な事を言って縫製を始めましたが、、、

出来上がったサンプルの納品を終わり、工場に戻り途中の私の携帯電話に、『ティーアイさん、裏地の色が、違っているよー!!もしかしてティーアイさんの他の得意先と混ざって間違って無いですよねー?』との質問に、大声で即答『絶対に有り得ない!!』(怒)と。原因は、附属屋さんの単純ミスでしたー。そのおかげで大変なお直し縫製作業(裏地総取り替え)です、裏地と毛皮、布帛表地を、再度やり直した訳です。

まさか、附属屋さんが間違えるとは思いませんよねー。

よりによって、一番大変なサンプルデザイン。

とんでもないハプニングでした、やれやれ。